- そろそろ年齢的に、婦人科の検診を受けたほうが良いかな、と思うのですが、どのような検査をすればよいのでしょうか?
- 婦人科の病気としては 子宮、卵巣の良性腫瘍、悪性腫瘍、感染症が主となります。これらの病気はがんのような悪性なものも20歳ぐらいから発生するところが婦人科のがんの特徴でもあります。従って、20歳を超えたあたりから、子宮のがん、良性腫瘍、卵巣の病気を調べることをおすすめします。
- 結婚して1年以上になりますが、なかなか妊娠しません。わたしは不妊症なのでしょうか?
- 不妊症の定義は『避妊をしないで性生活を継続しているのにも関わらず、1年間妊娠が成立しない状態』を言います。原因は男性因子・女性因子・あるいは両方考えられますが、原因不明も多く奥様、ご主人ともに検査をすることをおすすめします。当クリニックでは検査結果をもとに患者様と治療の必要性について相談し、その上でご希望に沿った不妊治療を提案致しますのでなかなか妊娠しない場合はぜひご相談ください。
- 毎月生理痛で悩んでいます、市販のお薬を飲みながら様子を見ても大丈夫でしょうか?
- 生理痛は多くの女性が悩む症状で、ほとんどの方は市販の痛み止めで様子を見ていると考えられます。痛みの程度に関わらず原因は多岐にわたり、痛みの原因によっては原因疾患の治療をする必要があります。子宮内膜症、子宮筋腫、良性腫瘍、悪性腫瘍、その他の原因疾患の鑑別診断をした後に適切な治療をお勧めいたしますので、痛みを我慢せずに、ぜひ一度御来院いただければと思います。
- 生理中は診てもらえませんか?
- 生理中は、診療内容によっては診察や検査が正しくできないこともありますので、可能な範囲で避けていただくほうがよろしいかと思います。ただし、出血が止まらないとか、不正出血が心配で受診されたい場合は、出血中に受診されても全く問題ありません。
- 誰にも症状を理解してもらえません……。クリニックに通うべきですか?
- 気持ちの問題だと誤解されがちな症状が婦人科の病気にはたくさんあります。一度、受診してしまえば、当院は気軽に相談できる場所だとお分かりいただけると思います。まずは、気楽なお気持ちでいらしてください。
- 低用量ピルにはどのような効果がありますか?
- 低用量ピルには月経周期をコントロールしている2種類の女性ホルモンが含まれています。
1日1錠内服することにより排卵を抑え妊娠を防ぎます。
また、従来のピルに比べてホルモン含有量が低いため副作用が少ないと言われています。
避妊以外にも月経困難症、月経前緊張症、ニキビの治療などにも有効です。
処方にあたり、初診時のみ簡単な問診を行い健康状態の確認後院内でお渡しします。
長期間内服する場合は定期健診(問診、血圧測定、血液検査、子宮頚がん検査、乳がん検査、超音波検査など)を受けて下さい。 - 低用量ピルは何歳から服用開始できますか?
- 初経発来後から開始できますが、骨成長への影響を考慮する必要があります。
月経周期の確立および骨成長の終了は、通常15歳前後です。 - 低用量ピルは長期内服しても大丈夫ですか?
- 一般的には問題ありません。長い間ピルを飲み続けたとしても、大部分の女性にとって安全であると報告されています。
ピルを服用中は半年から1年に一度を目安に、定期的な医師の診察を受けましょう。 - ピルの内服ができない人は?
- 1)本剤の成分に対し過敏性素因のある女性
2)乳癌の患者
3)診断の確定していない異常性器出血のある患者
4)血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴のある患者
5)35歳以上で1日15本以上の喫煙者
6)前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の患者
7)肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者
8)血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)
9)血栓性素因のある患者
10)抗リン脂質抗体症候群患者
11)30分以上の大手術では手術前4週以内、術後2週以内、および長期間安静状態の患者
12)重篤な肝障害のある患者
13)肝腫瘍のある患者
14)高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)
15)耳硬化症の患者
16)妊娠中に黄疸、持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの既往歴のある患者
17)妊娠または妊娠している可能性のある女性
18)産褥6ヶ月未満の授乳婦
19)VTEのリスク因子の無い産褥21日未満の非授乳女性
20)思春期前の女性
21)脂質代謝異常のある患者 - ピルの副作用について知りたいです?
- ピルは、個人差がありますが、副作用がでることがあります。
不正出血/むくみ/偏頭痛/吐き気/嘔吐/性欲の減退/いらいらする/血栓症(出産前後のほうが10~40倍もリスクがあるという報告もあり、頻度が高いわけではありませんが、注意が必要です)
よくある質問