「寝つきが悪い」「布団に入ってもなかなか眠れない」と悩んでいませんか?現代社会のストレスや、不規則な生活習慣が原因で、睡眠の質が低下してしまうケースが増えています。しかし、寝る前の入浴を工夫するだけで、驚くほど快適な眠りを手に入れることができるのをご存知ですか?今回は、ぐっすり眠れる入浴法と、入浴剤の選び方をご紹介します。
入浴が睡眠の質を高める理由
正しい入浴を習慣にすることで
睡眠の質が高まります。その理由は、入浴にリラックス効果があるだけでなく、
体温調節と自律神経の働きも深く関係しています。
そもそも人の身体は、体温が低下するタイミングで眠気が訪れる仕組みになっています。そのため、
寝る1〜2時間前に入浴し体温を一時的に上げておくと、布団に入るころにちょうど体温が下がり、スムーズに眠りにつくことができます。
また、入浴により
副交感神経が活性化すると、心身がリラックス状態になり、より深い眠りを得られます。
ぐっすり眠れる入浴のポイント
①お湯の温度は38〜40℃がベスト
寝る前はぬるめのお湯での入浴がおすすめです。高温のお湯は交感神経を刺激するため、目が冴えてしまうことがあります。
38〜40℃程度のお湯にゆっくり浸かると
副交感神経が活性化し寝つきがよくなります。
②入浴時間は15〜20分を目安に
長時間の入浴は身体に負担をかけてしまう可能性があるため、
15〜20分程度が最適です。全身をゆったりお湯に浸けることで、十分なリラックス効果が得られます。
③入浴後は身体を保温する
入浴後に身体が冷えてしまうと、せっかくのリラックス効果が台無しになります。バスローブや厚手のタオルで体を包み
保温しましょう。また、布団に入ったときに手足が冷え切っていると、深部体温が下がらず眠れなくなってしまいます。
お風呂上りには手足を冷やさないように気をつけましょう。
ぐっすり眠れる入浴剤の選び方
入浴剤を活用することで、さらにリラックス効果を高めることができます。睡眠に効果的な入浴剤の選び方を3つご紹介します。
アロマ効果のある入浴剤を選ぶ
アロマ効果のある入浴剤を使うと、心地よい香りがストレスを和らげ、自然な眠気を誘います。ラベンダー、カモミール、イランイランなどの香りにはリラックス効果があり、心を穏やかにしてくれます。
炭酸ガス入りの入浴剤を選ぶ
炭酸ガスは血行を促進し、身体を芯から温めてくれます。血流が良くなることで筋肉の緊張が和らぎ、心地よい眠りの準備が整います。
冷え性の方や疲労回復にも効果的です。
保湿成分配合の入浴剤を選ぶ
冬場や乾燥する季節には、
保湿成分を含む入浴剤がおすすめです。特にミルク系や植物オイル入りのものは、肌の潤いを守りつつリラックス感も高めてくれます。
眠気を誘う入浴テクニック
照明を落としてキャンドルを灯す
浴室の照明を少し暗くし、
アロマキャンドルを灯すことで、視覚からもリラックス効果を得られます。やわらかな光と香りが、心を穏やかにしてくれます。
好きな音楽や自然音を流す
リラックスできる
音楽や自然の音を流すと、さらに心地よい空間が生まれます。波の音や小鳥のさえずりなど、穏やかなサウンドが寝つきをよくしてくれます。
簡単なストレッチを行う
お湯の中で身体を軽く動かすと、筋肉の緊張がほぐれます。肩を回したり、足を伸ばしたりするなど、
簡単なストレッチを取り入れてみましょう。
寝つきがさらによくなる!入浴後のおすすめ習慣
温かい飲み物を飲む
ハーブティーやホットミルクなど、
温かい飲み物を飲むと、身体がさらにリラックスします。
カフェインを含まない飲み物を選ぶのがポイントです。
スマホを遠ざける
入浴後は、
ブルーライトを発するスマホやパソコンを避けましょう。代わりに、本を読んだりゆっくり深呼吸することで、感情が落ち着きより深い眠りにつながります。
室温と湿度を整える
室温が高すぎると体温がうまく下がらず、逆に低すぎると寒さで体が緊張し、睡眠を妨げます。また、湿度によっては乾燥や蒸し暑さを感じさせ、寝苦しさを引き起こします。室温は
16〜20℃、湿度は50〜60%を保ち、睡眠に快適な環境を整えましょう。
まとめ
ぐっすり眠るためには、身体と心をリラックスさせることが大切です。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かったりおすすめの
入浴剤を活用したりすることで、自然と眠りやすい状態を作ることができます。毎日の入浴を工夫して、快適な眠りを手に入れましょう!