健康志向の高まりとともに、注目を集めているスーパーフード「ヘンプシード」。植物性たんぱく質や必須脂肪酸、ミネラルがバランスよく含まれており、美容と健康を内側から支えてくれる心強い存在です。
本記事では、ヘンプシードの基本情報やうれしい効果、日常への取り入れ方まで、わかりやすくご紹介します。
ヘンプシードの産地・由来
ヘンプシードとは、麻(ヘンプ)という植物の種子のこと。原産地は中央アジアといわれており、古代から食用・繊維用として世界各地で親しまれてきました。現在ではカナダやアメリカ、中国などで多く生産されています。
日本では「麻の実」として知られ、実は七味唐辛子の材料としても使われている、意外と身近な存在。最近では栄養豊富なスーパーフードとして「ヘンプシード」という名前で再注目され、人気が高まっています。
ナッツのような香ばしさとクセのない味わいで、さまざまな料理に手軽にプラスできるのも人気のポイント。健康志向の高いモデルやアスリートたちの間でも広く取り入れられています。
ヘンプシードの栄養素と美容・健康効果
美肌サポート
ヘンプシードに含まれるオメガ3・6脂肪酸は、肌のバリア機能を整え、乾燥を防ぎ、肌の潤いをキープします。
アンチエイジング効果
抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールが、老化の原因となる活性酸素を抑制。年齢肌のケアに役立ちます。
ホルモンバランスの調整
オメガ3・6脂肪酸は、ホルモンバランスを整える働きがあるとされ、PMS<(月経前症候群)などの不調を感じやすい方にもおすすめです。
腸内環境のサポート
ヘンプシードには食物繊維が含まれているため、腸内の善玉菌を助けてくれます。腸内環境を整え、毎朝のすっきりした日々をサポートします。
ヘンプシードのおすすめの食べ方
ヘンプシードは、殻を取り除いた「ヘンプシードナッツ」の状態で販売されていることが多く、サラダやスムージー、ヨーグルトにそのままふりかけるだけで簡単に取り入れられます。
- サラダのトッピングに
- スムージーに加えて
- ヨーグルトやオートミールに混ぜて
- パンや焼き菓子の生地に練りこんで
- ごはんやお味噌汁、料理にふりかけて
ヘンプシード玄米おにぎりのレシピ
<材料(2人分)>
- しょうゆ…小さじ3
- ごま油…大さじ1
- ヘンプシード…30g
- 玄米…1合
- めんたいこ…少量
- 海苔…適量
<作り方>
- 小さな器にしょうゆとごま油を入れ、混ぜ合わせる。
- 炊いた玄米に①を入れてざっくりなじませ、ヘンプシードを入れてさらに混ぜる。
- おにぎりにして、めんたいこと海苔を添えて完成。
ヘンプシードの食用以外の利用法
スキンケアに
ヘンプシードオイルは、食用だけでなくスキンケアにも使われています。肌にスッとなじみやすく、乾燥肌や年齢肌のケアに効果的で、ナチュラル系の化粧品にもよく使われています。
ヘアケアに
パサつきやダメージが気になる髪にうるおいを与え、枝毛や切れ毛を防ぐサポートも。ヘンプシードオイルを毎日のケアに取り入れることで、しっとりツヤのある髪を目指せます。
ヘンプシードを摂取する際の注意点
食べ過ぎに注意
ヘンプシードは食物繊維が豊富なぶん、大量に食べると腹痛や便秘、下痢などを引き起こすことがあるので注意しましょう。
アレルギーに注意
ナッツアレルギーのある方は、体質によってアレルギー反応が出る場合があるため、少量から試してみましょう。
加熱に注意
ヘンプシードは40℃以上に加熱すると、栄養素の一部が壊れやすくなります。お料理の上にかけたい場合は、程よく冷めたタイミングで振りかけるようにしましょう。
まとめ
ヘンプシードは、植物性たんぱく質や必須脂肪酸、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれたスーパーフード。美肌づくりや腸活、ホルモンバランスのサポートなど、内側からのキレイと元気を応援してくれます。
クセがなく、ふりかけるだけで手軽に取り入れられるのもうれしいポイント。毎日の食事に少しずつプラスして、健やかな毎日を目指してみてはいかがでしょうか?