「飲む点滴」甘酒!毎日続けたい美容と健康の秘訣

2025年4月8日

「飲む点滴」甘酒!毎日続けたい美容と健康の秘訣

近年、健康や美容に関心が高まる中でスーパーフードとして注目を集めている「甘酒」。甘酒は日本の伝統的な発酵飲料であり、「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高いことで知られています。

昔から親しまれてきたこの発酵食品が、なぜ今あらためて注目されているのでしょうか?本記事では、甘酒の魅力やその効果、日々の生活への取り入れ方をご紹介します。

甘酒の産地・由来

甘酒のルーツは、中国の周の時代(紀元前1046年〜紀元前256年)にあったとされています。当時、神を祭るための「斉」という酒があり、その中に存在した「醴斉(れいさい)」という甘いお酒が現在の甘酒のルーツとされています。

日本では、日本書紀に「天甜酒(あまのたむざけ)」や「醴酒(れいしゅ)」の記述があり、これらが甘酒の原型と考えられています。

そして、室町時代には麹を糖化して作ったものや酒粕を溶かして作る甘酒が広まり、江戸時代には甘酒売りの行商によって夏バテ防止のための「栄養ドリンク」として販売されていました。

甘酒の種類

甘酒には「米糀甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類があります。

米糀甘酒

米と糀菌を発酵させて作られた甘酒で、ノンアルコールのため子どもや妊婦の方でも安心して飲むことができます。

酒粕甘酒

酒粕をお湯や砂糖と混ぜて作る甘酒で、微量のアルコールを含むため、飲む際には注意が必要です。

甘酒の栄養素と美容・健康効果

腸内環境を整える

甘酒に含まれるオリゴ糖や食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、おなかの調子を整えます。腸内環境が改善されると、便秘解消や免疫力アップにもつながります。

美肌効果

ビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれており、肌のターンオーバーを促進し、ハリや潤いをキープします。また、甘酒に含まれるコウジ酸には美白作用があり、シミやくすみの予防も期待できます。

疲労回復

甘酒の主成分であるブドウ糖は、体内で素早くエネルギーに変わるため、疲れたときやスポーツ後の栄養補給にぴったり。「飲む点滴」といわれるのも、このブドウ糖のおかげです。

免疫力アップ

発酵食品である甘酒には腸内環境を整える作用があり、免疫力を高める効果が期待できます。風邪やインフルエンザの予防にも役立つため、季節の変わり目には特におすすめです。

ダイエットサポート

甘酒に含まれる酵素は消化を助ける働きがあり、代謝を活発にする効果が期待できます。適量を摂取することで、ダイエット中の栄養補給にもなります。

甘酒のおすすめの食べ方・飲み方

甘酒はそのまま飲んでも美味しいですが、アレンジすることでさらに幅広く楽しめます。

甘酒スムージー

甘酒にバナナやヨーグルトを加えてミキサーにかけると、腸活にぴったりのスムージーが完成します。

甘酒ラテ

温めた甘酒に豆乳や牛乳を加え、シナモンをひと振りすると、リラックス効果のある甘酒ラテが楽しめます。

甘酒×フルーツジュース

オレンジジュースやリンゴジュース>と甘酒を混ぜると、飲みやすくなり、ビタミン補給もできます。

甘酒の食用以外の活用法

甘酒の美容効果が注目され、スキンケアやヘアケア商品も増えています。甘酒をスキンケアに活用することで、内側と外側の両方から美容ケアができるのもうれしいポイントです。

甘酒化粧水

肌をしっとり保湿し、透明感を与える。

甘酒ヘアパック

髪にうるおいを与え、ハリ・コシをアップ。

甘酒バスソルト

甘酒と塩を混ぜた入浴剤で、発汗を促し代謝アップ

甘酒を摂取する際の注意点

甘酒は栄養価が高い分、飲み過ぎには注意が必要です。適量は1日200ml程度が目安とされています。また、市販の甘酒には糖分が加えられている商品もあるため、購入時には成分表示をチェックすることをおすすめします。

まとめ

甘酒は、日本の伝統食品でありながら、スーパーフードとしても世界的に注目されています。腸活や美肌、疲労回復など、さまざまな健康効果が期待できるため、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?ぜひ、自分に合った甘酒の楽しみ方を見つけて、美容と健康をサポートしましょう!

-コラム, スーパーフード