寒さが厳しくなる冬は、冷えや乾燥に悩まされる方も多いのではないでしょうか?そんな冬の悩みを解決する簡単な方法が入浴です。さらに入浴剤を使えば、身体を芯から温め、肌の乾燥を防ぎながらリラックスした時間を過ごせます。本記事では、冬におすすめの入浴剤を選ぶポイントと効果的な入浴法をご紹介します。
冬におすすめ!入浴剤を選ぶポイント
冬場は気温が下がるだけでなく、
空気も乾燥しがちです。そのため、以下のポイントを押さえて入浴剤を選ぶことで、
冬特有の冷えや乾燥から身体を守ることができます。
①保湿効果の高い入浴剤
冬は肌が乾燥しやすいため、
保湿成分やミルク成分が含まれている入浴剤がおすすめです。オイル入りの入浴剤は、肌をやさしく包み込み、入浴後も長時間しっとり感が続きます。
- ヒアルロン酸:高い保湿力で肌にうるおいを与える。
- セラミド:肌のバリア機能をサポートする。
- 植物オイル(シアバター、ホホバオイルなど):お風呂上がりもしっとりとした仕上がりに。
②温浴効果を高める成分
冷えた身体を芯から温めるためには、
温浴効果の高い入浴剤を選びましょう。シュワシュワとした炭酸ガスは、血行を促進し身体を内側から温めてくれます。また、
ショウガやトウガラシなどの生薬成分が入った入浴剤は血流を促進し、冷えた手足をしっかり温めてくれます。
- 炭酸ガス:血行を促進し、体を内側から温める。
- 生薬成分(トウガラシエキス、ショウガエキスなど):冷えを解消し、代謝を促進。
③香りでリラックスできるもの
好きな香りの入浴剤を選べば、
心身ともによりリラックスできます。特にラベンダーや柑橘系の香りが含まれたものは、
リラックス効果が高く冬の夜にぴったり。また、天然のアロマオイルが配合されたバスソルトは、香りを楽しみながら
身体を温める効果も期待できます。
- ラベンダー:心を穏やかにし、安眠をサポート。
- ユーカリ:呼吸を楽にし、冬の風邪予防にも効果的。
- 柑橘系(オレンジ、ベルガモットなど):気分をリフレッシュ。
うるおいと温かさを叶える!冬に効果的な入浴法
適切なお湯の温度
冬場は熱いお湯に入りたくなりますが、
40℃前後が最適です。熱すぎると肌が乾燥しやすくなり、逆に疲れを感じやすくなることもあります。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血流が巡りやすくなり身体が温まります。
湯船に浸かる時間
入浴剤の効果を感じるには、
15〜20分程度の入浴がおすすめです。長すぎると血圧が下がりすぎる恐れもあるため、適度な時間を守りましょう。
入浴後の保湿ケア
お風呂上がりにタオルで水分を拭き取ったら、すぐに
保湿クリームやオイルを塗って保湿しましょう。肌の水分を閉じ込め、乾燥を防ぐことができます。
ヒートショック対策に!冬の入浴の注意点
冬の浴室では、
ヒートショックが発生しやすいといわれています。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急上昇・急下降することで身体にダメージを与える現象です。
心筋梗塞や脳梗塞など重大な血管障害につながる可能性もあるため、以下のポイントに注意しましょう。
入浴前に脱衣所や浴室を暖める
脱衣所が寒いと、暖かいリビングやお風呂との気温差が大きくなってしまいます。お湯張りの段階から
脱衣所や浴室内を暖めておきましょう。浴室暖房乾燥機を回したり、脱衣所ヒーターを設置したりするほか、シャワーで浴室全体を温める方法も効果的です。
湯船の温度と浸かる時間に気をつける
熱いお湯に浸かったり、長湯したりすると血圧が下がり過ぎてしまいます。
温度設定は40℃前後、浸かる時間は15〜20分程度を目安にしましょう。
かけ湯をしてから入浴する
いきなり浴槽に入らず、
かけ湯をしてから入浴しましょう。足先から肩まで順番にお湯をかけて、身体を温度に慣らしていきます。また、浴槽から出る際は急に立ち上がらず、手すりや壁につかまってゆっくりと立ち上がりましょう。
飲酒後・食後すぐの入浴は控える
食後すぐの入浴やアルコールが抜けないうちの入浴は避けましょう。食事や飲酒をすると、血圧が下がるため、その後すぐに入浴するとさらに血圧が下がり、意識を失ってしまう可能性があります。
まとめ
冬のお風呂は、身体を芯から温めながらリラックスできる大切な時間です。
保湿や温浴効果のある入浴剤を使えば、
入浴後も肌がしっとりし、心も身体もぽかぽかに。正しい入浴法や注意点を意識しながら、入浴剤を上手に取り入れて冬の入浴を楽しんでくださいね。