はちみつの種類を徹底比較!効果や選び方も解説

はちみつの種類を徹底比較!効果や選び方も解説



はちみつは古くから愛されてきた天然の甘味料で、その種類や効果はさまざまです。本記事では、代表的なはちみつの種類、効果、そして選び方について詳しく解説します。自分に合ったはちみつを探している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもはちみつとは?

はちみつとは、ミツバチが花の蜜を集め、体内で加工し、巣に貯蔵したもの。ミツバチは口吻(こうふん)と呼ばれるストロー状の口で花の蜜を採取し、蜜胃(みつい)と呼ばれる体内器官に保管して巣に持ち帰ります。その後、他のミツバチたちによって加工され、水分が飛ばされて粘り気のあるはちみつになります。

はちみつの種類

加工方法による違い

はちみつは加工方法によって大きく3種類に分けられます。

純粋はちみつ

人工的に手を加えていない天然成分100%のはちみつのこと。水分含有量23%以下、果糖・ぶどう糖の含有量が合計で60g/100g以上という厳しい品質基準を満たしています。

加糖はちみつ

水あめや砂糖などの人工的な甘味料が加えられた加工品で、純粋はちみつに比べて栄養価が劣ります

精製はちみつ

はちみつから色や匂い、タンパク質やビタミン、ミネラル類などの栄養成分を除去したもの。はちみつ独特の色や香りはなく「はちみつ由来の甘味料」ともいわれています。

原産国や花の種類による違いと効果

はちみつは蜜源となる花によって特徴や効果が異なります。代表的なはちみつを5つご紹介します。

アカシアはちみつ

主な産地:日本、中国、ハンガリー
特徴: 淡い色合いでクセが少なく優しい香り・サラッとした口当たり。
効果: 血糖値の急激な上昇を抑える働きが期待できる。

マヌカハニー

主な産地:ニュージーランド
特徴: 独特の風味と濃厚な食感。
効果: 強い抗菌作用が期待できる。

そばはちみつ

主な産地:中国
特徴: ダークブラウン色で香ばしい風味。
効果: 抗酸化作用が高く、エイジングケアにおすすめ。

クローバーはちみつ

主な産地:カナダ
特徴: 淡い色と上品な甘さ。フローラルな香りで万人受けする味。
効果: 疲労回復効果があり、スポーツ後のエネルギー補給におすすめ。

百花蜜

主な産地:日本
特徴: 複数の花から採取されたもので、風味が豊か。
効果: ビタミンやミネラルなどバランスの取れた栄養価がある。

はちみつの選び方

① 純度を確認する

はちみつの効果を得るためには、添加物や加工を行っていない「純粋はちみつ」を選びましょう。ラベルに「ピュア」「100%」の記載があるかをよく確認してから購入するようにしてください。

② 目的に合った種類を選ぶ

はちみつは種類によって効果が異なるため、目的にあったものを選びましょう。例えば、抗菌作用が目的ならマヌカハニー、美容や抗酸化が目的ならそばはちみつ、日常使いならアカシアや百花蜜がおすすめです。

③ 信頼できるブランドや産地を選ぶ

マヌカハニーならニュージーランド産、アカシアはちみつなら日本産など、信頼できるブランドや産地のはちみつを選びましょう。品質にこだわりたい方は、養蜂園や養蜂場が販売するはちみつを選ぶのがおすすめです。

はちみつを摂取する際の注意点

はちみつを摂取する際は気をつけなければいけないポイントがあります。安全に楽しむために以下の点に注意しましょう。

乳児に与えない

乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満の赤ちゃんには与えないように注意してください。

過剰摂取に注意

糖分が多いため一度に摂取するのではなく、朝・昼・晩などに分けて、1日あたり大さじ1〜2杯を目安に摂取しましょう。

適切に保存する

はちみつは冷蔵庫に入れる必要はありません。高温多湿を避け、密閉容器に入れて常温で保存しましょう。

まとめ

はちみつはさまざまな栄養成分が含まれており、美容効果や健康効果を期待できる優れた食品です。しかし種類によって効果や風味が異なるため、目的や用途に応じて選ぶ必要があります。はちみつの種類や効果を理解して、日々の生活に上手に取り入れてみてください。

-コラム, 蜂由来健康食品