年齢・性別別に見るプロテインの使い方

年齢・性別別に見るプロテインの使い方

年齢・性別別に見るプロテインの使い方

プロテインはマッチョが飲むもの」と思っていませんか? たしかにプロテインは筋トレの頼もしい相棒ですが、マッチョだけのものではありません。女性や高齢者、そして子どもにも、プロテインを飲むとさまざまな効果があります。

1. 女性のプロテイン選び

プロテインは、筋肉だけでなく、美容や精神的な健康にもよいものです。とくに大豆由来のソイプロテインは、「筋トレはあまりしないけど、プロテインを飲んでみたい」という方におすすめです。ソイプロテインに含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをします。これにより、美肌効果や髪・爪の健康が期待できます。さらに、ホルモンバランスが整うことで、女性の大敵であるPMSや更年期障害を緩和できます。また、プロテインはダイエットにも使えるんですよ。満腹感が続きやすいソイプロテインや、ゆっくりと吸収されるカゼインプロテインは、置き換えダイエットにぴったりです。筆者は、朝食やおやつの代わりにソイプロテインを飲んでいます。ただし、過剰摂取はカロリーの摂りすぎにつながります。プロテインに頼りすぎず、適量を守りましょう。

2. 高齢者のプロテイン選び

高齢者の方は、プロテインでたんぱく質を摂取し、筋肉量の減少を防ぎましょう。筋肉の維持と免疫力の向上には、必須アミノ酸「BCAA」や「EAA」を含むプロテインがおすすめです。運動量が少ない方や感染症が不安な方は、ぜひお試しください。その中でも、ホエイプロテインは消化吸収が速いため、食事量が少なくなりがちな方も手軽に栄養をとれます。ただし、腎臓や肝臓に不安がある方は、たんぱく質を摂りすぎると危険です。医師と相談し、プロテインの量を調節してください。

3. 子ども・学生のプロテイン選び

成長期の子どもや学生も、プロテインを試してみましょう。身体が育つ時期の筋肉や骨の成長には、たんぱく質が欠かせません。とくに、アミノ酸スコアが高いプロテインがおすすめです。ただし、子どもはまだ身体が成長しきっていないので、摂りすぎてしまうと、消化不良など身体に負担がかかります。保護者が注意し、必ず適量を守らせるようにしましょう。また、添加物や人工甘味料が少ないナチュラルな製品を選ぶことも大切です。子どもの健康のために、その子に合う成分の製品を探してみてください。

4. 妊娠中・授乳中のプロテイン選び

妊娠中や授乳中の女性も、たんぱく質を十分に摂取しましょう。妊娠中は、胎児の身体の発育にたんぱく質が必要不可欠です。また、授乳中も母親の体内にある栄養が乳児へ渡るので、母親がきちんとたんぱく質を摂らなければなりません。また、体調が悪かったり忙しかったりして食事もままならない場合、ホエイプロテインソイプロテインなら不足しがちな栄養素も補えます。さらに、産前・産後はホルモンバランスが崩れ、イライラや気分の落ち込み、乳房の張りが起こる方もいます。ソイプロテインに含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きでホルモンバランスを整えます。ただし、妊娠中・授乳中の方は、添加物人工甘味料が含まれている製品をできるだけ避けましょう。そして、プロテイン摂取は食事を補完するものであり、ふだんの食事で栄養バランスをとることが基本です。プロテインは「足りない栄養を補う」という意識で活用しましょう。

まとめ

「自分もプロテインを飲んでみようかな」と思っていただけましたか? たんぱく質は、女性や高齢者、子どもにも必要な栄養素なので、プロテインの摂取がおすすめです。ただし、年齢や性別を問わず、過剰な摂取や依存はむしろ身体に悪影響があります。食事で摂りきれなかったたんぱく質を補う形でプロテインを使ってみましょう。上手に使えば、筋肉や肌、精神的にもメリットを感じられるはずです。

-コラム, プロテイン